1月復興カフェのまとめ

1月復興カフェのまとめ
復興カフェ会場数:35箇所
延べ人数:約300人
テーマ1『福島の原発問題に対して自分達に何ができるのか。
テーマ2『1211日から1ヵ間、どんなことを思いながら生活してきたか。』等

秋田県 佐々木  菜々美さん
こんにちは。おみです。先ほど復興カフェを終えてきました。初めての開催で、普段から行われている交流会の時間を少し借りるという形だったので、プログラムどおりの復興カフェとはならなかったのですが、集まってくれた皆さん、とても熱心にDVDを見てくださいました。
交流会後にホールに残ってくださったのは6名。私からいろいろと説明をしながら上映しました。時折すすり泣いたり、日の出の映像に手を合わせる方もいらっしゃいました。その後はお昼ごはんを食べながら復興についてそれぞれ語ってくれました。

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山形県須藤 久美子さん
・福島の原発について
まだまだ知らないことが多く、どうしたらいいかわからないという意見が多かったです。正しい知識を知った上で、自分たちに出来ることや原発に対する意見を拡散していくことが必要だと思いました。

・前回の復興カフェまたは震災から今までなにをしてきたか?
復興カフェからは、何が自分にできるかを考えてニュースや新聞など今までよりも目を通すようになった。また、今ここに健康に暮らしていることに感謝しなくてはならない、これから出会う人を大事にしたいなど話し合いました。


福島県紺野 禎子さん
今月の福島県は郡山市で開催しました。12月のいわき&郡山のレインボーに来られた郡山のボランティアの皆さんとで行いました。
 郡山周辺は同じ福島県で原発避難者を受け入れている側です。所々にホットスポットはあるものの震災の被害は特になかったと思っていましたが、今回地元の方達の話をお聞きして報道はされない地域でも建物倒壊、土砂崩れなど多くの被害があったことを知りました。その為に仕事を失った人が少なくない事も。
 今回の震災は、津波、原発、今までに体験したことがない甚大な被害ではありましたが、もっともっと被災した人は沢山いるという事を忘れてはいけないと思います。今回もやはり3月11日の事を忘れかけていると言う意見が多く聞かれました。11日だけでなく、常日頃1人でも多くの人に震災の話をし続けて行かなくてはならないと感じました。

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東京都渡辺 達也さん
今回東京・神奈川合同会場には石巻や仙台に行かれた方、ご実家やご親類が茨城や千葉の方などいらっしゃって、南三陸以外の被災地の話なども含め様々な意見交換を出来たのですが、改めて今回の地震がたくさんの地域に壊滅的被害を与えたということをメンバーみんなで認識しました。
今後の復興のためには、被災地に継続的にお金が落ち、雇用が戻るよう、被災地に産業を持っていくことが大切ということで全会一致しました。その中でも特に、地震直後の状況をしっかりと語り継ぐ博物館や「語り部さん」をつくる、また繁殖力の強い明日葉などの植物中心に沿岸を緑化・農地化するなどし、修学旅行などの観光地になるような施策がいいのではないか?という方向で話が盛り上がりました。
 漁業など中心で若者が離れていた地域ではあったものの、そういった独自産業をつくり、自信をきっかけに地域を活性化させていくことが出来ればと思います。

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石川県宮竹 政廣さん
11日の復興カフェ,14人が集まって沢山の素敵な意見、感想を聞かせていただきました。新しく参加してくれた人も6人おり,介護の仕事を立ち上げる人、スポーツバーを経営している人、専門学校の校長先生,公務員、里山再生を目指している人と様々な方が参加してくれました。
復興カフェは、今回の大災害を自分たちの問題として、とらえて、自分達みずから、出来る事をやっていく人達の集まりです。周りの、沢山の人との出会いから、ドンドン繋がっていき、この日本を、石川県から変えていきましょう。
原発の問題も、反対ではなく危険な原発がなくても暮らしていける社会になる事が大事です。みんなが安心して暮らしていける世の中にしていきましょう。


山梨県織田 美恵子さん
被災して山梨に移住した方の話を伺いました。
今、一番困っているのはお金だという話。そして、引っ越してきたはいいが知り合いもいなく困ったことがあっても結局一人で抱え込み、精神的にも厳しいという話。
今から何ができるだろうか?どんなことが必要だろうか?と再度考える機会となりました。一人ができることや募金できる金額には限度があるけど、一人一人が動けば大きなものになるはずと思っています。
いろいろな手当や措置が終わってしまうこの時期。それでもなんとか生きていこうと決めて踏ん張っている方の力に少しでもなれたらいいなと再度思いました。


京都府藤田 実可子さん
今回、初参加の方を4人迎えました。そして震災が起こった日のことを改めて思い出す機会となりました。また、今回参加してくれた中の一人が福島出身の人で、実際にこの原発の被害を大きく受けている人の話を開くことで本当に深く考えさせられました。

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香川県 三好 東曜さん
震災、原発事故のことについて
本当に考えて、放射能に気を付けて、活動をしたり、向き合ったりしている人は
少し遠く離れた香川では、実際は一握りのように感じています。
でも、前向きで生きるエネルギーいっぱいに感じる人たちがたくさん集まりました!

長崎県 葉山 義浩さん
昨日の福興カフェHOPEシェアリングin長崎県大村市は参加者10名で行いました。
新規メンバーが4人と新鮮な感じでみんなが感じたことは西の果て長崎で震災直後から被災地支援へと直接出向きたいにもかかわらず仕事の関係などでなかなか行く機会に恵まれず、もどかしさを感じていたという意見が多数でした。
全般的にはDVDを観る中で現地の今の様子を目の当たりにして復興までにはまだまだ道のりは長いこと。
それでも、現地のみなさんが一丸となって諦めることなく、取り組んでいらっしゃる姿に感動して、各県のフラッグ映像では涙を浮かべる人も居ました。
この福興カフェでシェアしたみんなの思いを元にそこから自分で今何ができるかを自分で考え、できることをそれぞれがやっていくというスタイルを続けていきます。
常に行動していく。

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アメリカ(ロサンゼルス)  阿野陽子さん

 参加者は4名でしたが、中味の濃い集まりとなりました。今回は、石巻のめ組にボランティアに行かれた井上小夜子さんの現地体験の話を聞きました。小夜子さんが撮った写真、用意してくださった地図で、わかりやすく、貴重な体験をシェアしてくださいました。
原発についての意見交換もしました。原発の平和的利用というのは、あり得ないというのが4人の共通した意見でした。私は広島出身なので、原爆を体験した広島は、特に原発の存続に異議を唱えなくてはいけないと思うが、その広島でもどうも原発と原爆は全く違うような風潮があり、とても残念です。
今も放射能が漏れている福島原発、またいつ起こるかもしれない原発事故、ほんとうにどうしたらいいのだろうか。話しても、話しても、結論はでない討論ですが、真実をしらなくてはいけないということで、小夜子さんから原発問題のサイト、被災地のボランティア活動の紹介がありました。

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群馬県 島崎芽衣さん
群馬復興カフェでは8名が集まり、たくさんのシェアをしました。
今回は様々な年代の人がいて、バイク屋さんや、洋服屋さん、床屋さんだったり、エネルギーの開発について勉強してる人だったりと、私が知らないことがたくさんあり、とても勉強になりました。
1時間も時間をオーバーして、熱く語り合いました。

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富山県 宮舟貴子さん

福興カフェの報告会によって、放射能問題を抱える福島がとても近いものに思えるようになった。
シェアタイムでただ漠然と思っていたことや何が出来るのかもどかしい思いでいたが、
今はこうして被災地との直接のパイプが出来ていることに気づく。
また、現地では応援するイベントが積極的に行われていることも知る。
何が出来るか?そろそろ形にしたい思いが湧いている。
できることなんてないんじゃないか?そんな声もあるが・・・
いや、そんなことはない。相手を知り、身の回りを見渡した時、出来ることはたくさん転がっているように思う。
また、同じ思いを持った仲間とアイディアを出すことで色々なことができるんじゃないかと思う。
私達に出来ること。小さなことでもいい。その積み重ねと繋がりが被災地の復興を支える大きな力に成るはずである。
だから、忘れないでいること。気に掛けてみることから始めよう。そして思いをもったならばいっぽ踏み出してみよう。

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奈良県 森田 明大さん
今回の復興カフェでは、福島の原発や震災についてのシェアリングだけでなく、新たに来て頂いた方にUEでの活動を知ってもらう良い機会にもなりました。
シェアリングを通して感じたことですが、福島の原発に対してやはり皆さん深刻に考えてるらしく、これから原発とどう向き合っていくべきか自分達も他人事としてではなく真剣に考えていくべきだという意見が多かったように思います。
ただ無くせば良いという意見だけではなく、ちゃんと危機管理体制がしっかりしているならば未来に向けて活用していく道もあるのではないかという意見などもあったのが印象的でした。
遠い東北で起こっている震災に何か私達ができることはないかなど、全員が前向きに支援を考えていましたが、誰もが直接東北にボランティアに行ける訳ではなく、現地に行けない方々の気持ちも知ることができました。
今回の復興カフェで私達はこういった活動や震災のことをもっとたくさんの人達に伝えることが一番重要だと思いました。
これからもこういった活動を継続して人とのつながりを広げていくべきだと思います。

千葉県 北江 みどりさん
復興カフェを通して感じたこと、思ったこと、知ったこと
・遠のいていくと風化してくる、今日は思い出すことができて良かった
・身内に福島在住者がいるが、なかなか連絡が取れず心配だった
・県内で小さな子供を持つ友人は、放射線量を気にして、外遊びをさせられないでいる
・正しい知識を知り過剰に反応しない
・千葉県内でもちいさな子を持つ親は、避難を考えたり、実際に避難している人もいた
・4月に出産した友人は、喜びと同時にこんな時に生んでしまったことを悔やんでいた
・自分のふるさと(出身先)が言えなくなるようなことが、起こらないようにしなければならない

まとめ
震災の問題点を違う視点でとらえながら正確な情報を人へ伝えていくことが重要だと思いました。
これからはそのような情報を様々な人とシェアしながら復興について考えていきたいです。

長野県 清水かほりさん

富山の福興カフェHOPEシェアリングメンバーである、たぢかさんと話をしました。
たぢかさんは、リボンプロジェクトのために福島まで行ってくれましたので、福島の様子など、貴重な話をうかがうことができました。
たぢかさんの話から、たくさんの勇気をもらいました。
改めて、富山と長野との絆を感じました。
もっともっと、こんなつながりを日本中に広げていこう。虹の橋を架けるように、希望をつないでいこうと思いました。

福興カフェを開催して三ヶ月が経ちますが、毎回、参加者のみなさん来る度に被災地に対する想いを聞くと、
『まだこの長野でやれることはたくさんあるんだ。』と思います。
でも、ここまで私が頑張れるのは、いつも福興カフェの開催を協力してくれるメンバー、そして今回は、富山のみなさん、たぢかさんの協力があり出来ました。
本当にいつも感謝の気持ちをいっぱい感じながらイベントをしています。
これからも、福興カフェを仲間と一緒に力を合わせて開催していきたいと思います。

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